【BUNGA NET】 まち・建築・ビジネス、田中仁の建築ヒストリー07:JINS店舗の新機軸――長坂常氏のアイデアに仰天、スチールラックの陳列棚にキッチンスポンジの眼鏡置き

スチールラックの新商品

記事タイトル

まち・建築・ビジネス、田中仁の建築ヒストリー07:JINS店舗の新機軸――長坂常氏のアイデアに仰天、スチールラックの陳列棚にキッチンスポンジの眼鏡置き

サイト名

BUNGA NET

記事公開日

2025年11月18日

記事概要

JINSの東京・銀座ロフト店の設計した長坂常さんは「まず眼鏡置きを考えましょう」と提案し、日用品を比較検討した結果、「Scotch Brite(スコッチ・ブライト)」のスポンジが最適と判断。スポンジが日常的なものであることから什器にはスチールラックを選び、不足する部分はカスタマイズ。「スポンジの上に眼鏡」という発想には強い違和感を持ったが、結果として新鮮でおしゃれな店舗が2019年に生まれた。

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日用品の比較検討から生まれたキッチンスポンジの眼鏡置き
その後、長坂さんにJINSの東京・銀座ロフト店の設計を依頼した。長坂さんは「まず眼鏡置きを考えましょう」と提案し、日用品を比較検討した結果、「Scotch Brite(スコッチ・ブライト)」のスポンジが最適と判断。スポンジが日常的なものであることから什器にはスチールラックを選び、不足する部分はカスタマイズすることになった。「スポンジの上に眼鏡」という発想には強い違和感を持ったが、結果として新鮮でおしゃれな店舗が2019年に生まれた。
この店舗について長坂さんは次のように述べている。
「JINSの店舗は入った瞬間に目的の眼鏡があるかどうかわかるほどレイアウトが明快だ。だが今回はライフスタイルショップに倣い、探す楽しみのある回遊性を取り入れた。既製のユニットシェルフを用いながら、収納や照明をオリジナルで製作して配置をランダムにすることで変化をつくった。また、ディスプレイには優しい素材感を持つパルプモールドを採用した」
改めて振り返ると、本当に様々なお店をつくってきた。経済合理性からはかけ離れ、一時期は効率の悪い経営に悩んだこともあった。それでも今となっては、その積み重ねこそがJINSブランドを形づくってきたのだと思う。建築を通じて、私は知らず知らずのうちに次の時代の可能性を探っていたのかもしれない。
そして今、また新しいJINSのスタイルを構築してもらうべく、案件を長坂さんにお願いしている。どんな提案が出てくるのか、今から楽しみでならない。(田中仁)

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